イラクでは

某ヤフーにこんな記事が

イラク戦争開始以来、イラク人死者は3万9000人=研究所

 [国連 11日 ロイター] スイスのジュネーブ高等国際問題研究所は11日、2003年3月のイラク戦争開始以来、戦闘などで死亡したイラク人は、これまでの推定を大幅に上回る約3万9000人とする報告を発表した。
 一方、米英の市民団体がイラクの民間人の死者を集計している「イラクボディーカウント」によると、死者は2万2787―2万5814人と推定されている。このデータは、少なくとも2つのメディアを情報源としている。
 米国主導の多国籍軍の死者数(現時点で1937人)は集計されている一方、イラク戦争に伴うイラク人死者数は公式発表されていない。

 イラクの民間人の犠牲者数の公式発表というわけではないので、何ともいえないが、ここまでの数になっていると思うと、愕然としてしまう。数の大小の問題ではないことは分かりますが、イギリス首相は、「テロリストは人命を軽視している云々」と発言していた。しかし、その発言はどこまでイラクの現状を理解して言っているのかが、分からない。またそういう発言をできる立場に現在いるのか理解できないところがある。自国民の気持ちを代弁しているつもりかもしれないが、もうちょっと自分達の行いも省みて発言する必要もあるのではという気がする。
 なによりも残念なのは、本来被害を受けるべきでない人たちの方が、被害者が多いということだと思う。一部為政者の行いによって、理不尽な暴力のために亡くなった人たち。この人たち全体のことを思い、発言、行動していただきたいと思う。