長野にて

 読んだ本は、本の雑誌つながりでこんな本。

本の雑誌血風録 (新潮文庫)

本の雑誌血風録 (新潮文庫)

 実は今まで椎名誠さんの本は、"岳物語"と"続岳物語"だけだったけど、やっぱり語りが独特だなぁと。話は、目黒さんの本の雑誌に繋がる読書新聞などの話や、絵を書いている沢野ひとしさんの話、弁護士の木村晋介といった、本の雑誌の中心人物4人の話。本の雑誌を作っていく過程とその頃の4人を中心とした話が、書かれている。中には沢野さんの4コマも書かれていて面白い。作家の群ようこさんが本の雑誌の電話受付をやっていたとはつゆ知らず…そういう関係の話もあって、血風録という勇ましい題名だけど、とってもライトな感じの内容。といっても、メジャーになっていく過程での椎名さんの苦悩などもありつつ、自分のやりたいことに向かっていく姿勢はとても印象に残り、自分の生活にも反映させたいなぁと思った。
 ついでにSwing Journal9月号を読了。今回の漫画は、チャーリー・パーカーの話。マイルス・デイビスをバンドに入れていた人だけあって、確かタモリさんなんかも絶賛していたような気がするし、ものすごい人なんだろうなぁと思っていたけど、麻薬におぼれたりして…ジャズマンって結構そういう人が多いなぁ…
 超名盤研究は、マイルス・デイビスの"ラウンド・アバウト・ミッドナイト"。24日に発売されたスペシャルエディションには、ライブ未発表音源が収録されていたりするそうな。そんなことも有るんですなぁ。関係者のインタビューなんかもあって、是非聞いてみたいCDになった。