シャア〜ッ!!

 今日は機動戦士ガンダムTHE ORIGIN10巻を購入、読了。

 一ヶ月待ちましたが…シャア・セイラ編・後ということで、キャスバルがシャアとなりジオンの士官学校に入るまでを描いたもの。なにやらジオンのモビルスーツの原形みたいなものも出てくるし、まさかシャア・アズナブルなる人物が別にいたとは…という感じ。みょうにミライ・ヤシマアムロ・レイが絡んでいたりして、ちょっと昔を語る点での不自然なリンクみたいなものが出てきてちょっといやだったりするけど…でも、納得できる展開。面白いなぁ。
 今日は、2冊ほど読了。
妖怪文藝〈巻之壱〉 モノノケ大合戦 (小学館文庫)

妖怪文藝〈巻之壱〉 モノノケ大合戦 (小学館文庫)

 妖怪文藝は京極夏彦東雅夫の対談から始まり、特集としてモノノケ大合戦として中編くらいものが5話。文藝妖怪名鑑として、短編ものが11話収録。個人的には、村上元三「河童将軍」が気に入った。人間が河童の女によって、河童にされて沼の河童の頭領として迎えられ、水虎と対決し…という話。とても味がある。河童になってからの葛藤や、徐々に河童の感性になっていく様子が良く描かれている。また水木しげるぬらりひょん」も別に妖怪を書いているわけではないのに、なにかぬらりひょんの不思議さみたいなものを伝えてくれる作品。さすが水木先生。京極夏彦豆腐小僧」も本当に豆腐小僧が好きなんだなぁと。巻之二の「響き交わす鬼」は9月6日頃発売らしい。楽しみに待ちます。
 日日日の「うそつき」はあとがきで書いてあるように、恋愛小説。個人的に思ったのは、恋愛を題材にした小説??って感じ。今回は主人公の竹宮輝夜の視点からの語りという形の作品。今回は文に勢いがある。なんとなく個人的には、ライトノベルと文芸の中間というかどっちつかずというか…そんな風に感じてしまった。面白いは面白いんですけど、もっと書けるのではと思いました。もちろん今後の作品も期待。