本領発揮?

 三雲岳斗"聖遺の天使"を読了。

聖遺の天使 (双葉文庫)

聖遺の天使 (双葉文庫)

 これは、いつぞや単行本で読んでいたけれど、やはり改めて読んでみるとわくわくさせられる。レオナルド・ダ・ヴィンチが登場し、探偵役として活躍する。自然を利用したトリックがあったり、また鏡を使ったトリックもあったり。非常に盛り沢山な謎が登場してSFを中心に様々なものを扱う三雲さんならではの作品であると感じた。
 鷹見一幸"小さな国の救世主2 おざなり将軍の巻"を読了。 
小さな国の救世主 (2) (電撃文庫 (1262))

小さな国の救世主 (2) (電撃文庫 (1262))

 日本では普通というか、オタクの高校生が、セリカスタン(仮想国)という旧ソビエトの国で、活躍?する物語第2弾。1巻で、なりゆきで軍師になってしまった龍也。2巻では徐々に、責任感のようなものが芽生え始める。ムダに人が殺されていくのを防ぐためという目的で、犬猿の仲である部族同士を結びつけ、中心政府に抵抗する。それでも、決してそれが一方的に正しいとは書かない鷹見さんの気持ちも伝わってくる作品。ちょっと恋愛エピソードも入ってきて、次が最後なのかしら?