行きの電車で〜

 今日は塚本青史の「霍去病(下)」を読了 

 下巻では、霍去病の匈奴との戦いと功績、そしてその後夭逝するまでを描いている。題名こそ霍去病ではあるが、読んでいて中心となっているのは、7代皇帝劉徹と、それを取り巻く家臣たちの話。そのあたりが、例えば宮城谷昌光さんの小説とはちょっと異なる点。宮城谷さんだと基本はその人物から見たものであるので。塚本さんの小説は基本的に章分けも、年代で書かれている。ex.BC176年とか。そのことから、年代ごとの動きやその人物を取り巻く政治や権力の様相までがしっかりと細かく描かれている。また、霍去病の夭逝の原因というか、理由というかまで、しっかりと描かれている。昨日書いたように、この本ではまだちょっと人物の描き方が?というところはあるけども、やはり力のある作家であり、この本も歴史小説デビュー作でありながら、面白い。

 今日は来るときに、ジョジョの奇妙な冒険38、39を購入。これで第5部"黄金の風”編は終了だそう。さびしくなるなぁ。早く読みたい。