俺たちは友達だろ……?

 今日はコンパクト版ゴルゴ13の70"殺人呪法マクンバ"と71"禿鷲伝説"を購入、読了。

 70では、4編を収録して、話題がバレーダンサー、呪い、ゾウガメ、アフリカのシンジケートと本当に多岐にわたってゴルゴ13の話は作られている事がわかる。アフリカシンジケートを話題とした「熱砂の彼方に」では、ターゲットに親を殺された、少年との交流もあったりして、ゴルゴのやさしさみたいなものを垣間見ることができる。
 71では3編収録。ゴルゴ生誕の謎の話題のひとつ"禿鷲伝説"が表題作となっていて、これも人気がある作品ではないかと思う。そしてその次では、"禿鷲伝説"で依頼者だった人が繋がりを持とうとした人物が、ゴルゴによって殺されることになる。これでゴルゴの仕事に対する信念がわかるわけだが…この71の最初に収録された作品には、初めて(じゃないかと思う)タイトルにした「俺たちは友達だろ……?」という元CIAという人物が出てくる。これだけでもすごいのに、依頼時には元CIAと言っていたのに、実は辞めていなかった。しかも最後はゴルゴに会いに行く。これはゴルゴとの契約をほとんど守っていないような形なのに、結局無事である。ゴルゴにも普通の人と付き合うことがあるんだなぁ…ってかルールは?と思ったり。