いやはや

 昨日、今日で石田衣良"4TEEN"を読了。

4TEEN (新潮文庫)

4TEEN (新潮文庫)

 直木賞受賞作です。連作短編で、ウェルナー症候群のナオト、そしてダイ、ジュン、語りのテツローという14歳の少年4人を軸に、月島を舞台として描かれていく。この年齢のときの悩みを受け止め成長していく少年4人の姿を読んでいると、うーむ。直木賞受賞作を読むことは少ないけれど、中でも結構軽く読めるというか、みずみずしさを描いている分読みやすいのかなぁと。それでも、色々と考えさせられる作品で、衣良さんは若者についてしっかりとむきあっているのだなぁというのが感じられる作品。
 それにしても最近はすっかり新潮文庫づいているなぁ僕は。年末新潮文庫はだいぶ出版界を盛り上げたんじゃないだろうか?
 続いて、矢沢あい"NANA"13,14巻を読了。
NANA―ナナ― 13 (りぼんマスコットコミックス)

NANA―ナナ― 13 (りぼんマスコットコミックス)

NANA―ナナ― 14 (りぼんマスコットコミックス)

NANA―ナナ― 14 (りぼんマスコットコミックス)

 レイラのバースディパーティーから始まって、どんどんとブラスト、トラネスの人間関係が壊れていく…14巻が最新巻だよねぇ…なんというか、巻が進むにつれて全体的に救いがなくなってきた。ここまで読んでみて、映画NANAの続編というのはどんなものになるんだろう?すごく暗い内容になっていく気がするのは気のせいかしらん。それでも続きは気になる…