言葉の重み

 山田ズーニー"理解という名の愛がほしい"を読了。

理解という名の愛がほしい??おとなの小論文教室。II

理解という名の愛がほしい??おとなの小論文教室。II

 おとなの小論文講座。の2冊目ということで、今回は連鎖、本当のことが言えてますか?、人とつながる力の3章について書かれている。山田さんの言葉というのは、心に響くものが非常に大きい。やはりこれは、山田さんも必死で伝えようという事を考えて発進しているからだという事が、本からも伝わってくる。人間関係で悩む人、受験や就活で頑張っている人、そういう人たちにオススメの本である。今回一番、僕の心に刻まれたことは、「生きる実感」ということについて。ズーニーさんはこのように述べる

(前略)
 若者に伝えなくてはいけないのは、体中が熱く、気持ちが昂揚する「歓びの一瞬」のことではなく。
 自分の無意味感から逃れつつ、
 空気圧にじっと耐えて、
 昨日と同じ今日を、また、同じ凡庸な朝を生きる覚悟、
 それをうんざりしても、毎日繰り返し続けていることこそが、「生きる実感」である。
 ということではないだろうか?
(中略)
 あなたにとって「生きる実感」とはなんだろう?

 宿題です。