改めまして

 本屋大賞2006を読了。

本屋大賞2006

本屋大賞2006

 最終的な投票結果を見てみると、面白いなぁと思う。大賞を受賞したリリー・フランキーさんの"東京タワー"はぶっちぎりだけど、例えば、島本理生さんの"ナラタージュ"は2位が1位、3位の投票数よりかなり多い。2位の得票は(わかりにくい…)は11作品中1位だし。3位の得票は東野圭吾さんの"容疑者Xの献身"が1位ということで、投票している人の気持ちが良くわかる投票結果になっている。奥田英朗さんの"サウスバウンド"が全体の2位ということで、結構ノーマークだったから興味が出た。まぁ何より今回ので興味があるのは、古川日出男さんの"ベルカ、吠えないのか?"だった。これも比較的2位の投票数が多い。第1次投票ベスト30を見てみると、三崎亜記さんの"となり町戦争"が非常におしかった事もわかった。これも10位以内に入ってくれると良かったのになぁと思ったり。30位くらいまで見ると面白いですねぇほんと。
 今回から発掘本の投票もあったけど、読んだ事のない本ばかり…むぅ…特に気になったのは、隆慶一郎"影武者徳川家康"と赤江瀑さんについて。それと夢野久作"ドグラ・マグラ"を持ってるだけで、まだ読んでないなぁと思い出させてくれたり。なかなか面白い企画だと思ったし、来年以降もやってくれると良いなぁと。
 今後本屋大賞が大きくなってきたら、発掘本は部門賞みたいにになったりすると面白いかな。読む量が増えるだけだし、意味ないか…