本当におもしろい!!

 本屋大賞サイコー!!えぇ小川洋子"博士の愛した数式"を読んでみたんですよ。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 第1回本屋大賞を受賞した作品で、もちろん気になって読むのを楽しみにしていたんだけど、期待以上というか、読んでいて面白くて嬉しくてニコニコしながら読んでしまうような作品。えぇ電車の中でかなり不審だったことでしょう!!!
 事故によって脳に障害が残り、事故以降の事柄は80分しか覚えていられない博士、その博士の家に家政婦としてくる私、家政婦の息子ルート(愛称)によって描かれていく物語。80分しか覚えていられないから、翌日家に行くと、博士からすると初めて出会う人。体中には必ず覚えていなければいけない事柄がメモになってクリップであちこちにとめてある。そんな博士は数学博士であり、初めて会った人や、話題に困ったときは数字に関する話題。その話題から面白くて、友愛数完全数、そして素数etc.の話で数学好きとしてはそんな話題も楽しくてしょうがない。
 徐々に博士との付き合い方も覚えていき、息子のルートも博士と仲良くなることによって人間的に成長していく…しかし最後のほうは切ない展開に。本屋大賞は書店員さんの投票によって決められるわけだけど、書店員さんの目は確かだなぁと。文学賞作品を読むのも良いけど、本屋大賞も本当にすばらしい賞だと思う。なんせ読者から選ばれるわけだし。
 それにしても、これを読んでしまうと、再び数学に対する興味がふつふつと沸いてくる。タモリさん的にいうともよおす感じ。数学の面白そうな読み物も最近多くなっているし、読んでみようかなぁと思ってしまう。そして小川洋子さんの作品は初めて読んだから、他の作品も読んでみようかな!!
 昨日に引き続いてマンガを。エンジェル・ハート17巻を遅ればせながら。
エンジェル・ハート (17) (Bunch comics)

エンジェル・ハート (17) (Bunch comics)

 前巻から続きの未来が見える占い師の話海坊主の父親話。運命との戦いは、香瑩と信宏がだいぶシティーハンターになってきたなぁと。獠程のしたたかさみたいなのはまだないけど。海坊主というかファルコン…なにやらすっかり父親になってしまって…学校の先生は、やっぱりむかつくやつが出てきますよね(笑)北条司先生はああいうのを描くのが上手ですね。べつにむかつく大人を書くのが上手といわれても微妙だろうけど…