そういえば…

 触れていなかった本を。村上春樹"蛍・納屋を焼く・その他の短編"を読了。

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

 題名のとおり"蛍""納屋を焼く"そして"踊る小人"めくらやなぎ""眠る女""三つのドイツ幻想"という題名でさらに短編が3編。 蛍での、「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」というのが、なかなか響いた。
 "本の雑誌6月首タオルさまよい号"を読了。 
本の雑誌 (2006-6)

本の雑誌 (2006-6)

 今号の特集は「うれし恥ずかしひみつの一冊」ということで、家族にもいえない秘密の本について色々な人が述べている。奥さんに言えないほどの値段の本、キャラと違う本、あれだけ批判していたのに最近読んだら面白かった本、などなどやっぱり理由は様々。僕はというと…思いつかない。強いて言えば、一冊というより、よっぽどでかい家にすまないと入りきらんだろうと思われる本の山。どうやったって処分できないしね。これは今後困った事になる恐れということで。これからはこれはいえない…という本を見つけてみるのもまぁ面白いかも。
 気になった本は…本当言うよりもまず、何より気になったのが高頭佐和子さんの「モテ願望男子に喝」について。そういった雑誌は読まないから知らなかったけど、男性誌の表紙にも「モテ」とか「キレイ」「愛され」なんて言葉が入っているらしい。女性誌と一緒じゃん!!ビックリですねぇ。もてなきゃいけない男は大変だ。おまけにアンジエイジングなんてことまで特集されるらしい。男も忙しくなりますねぇ。本については米光一成さんが紹介金森修"病魔という悪の物語 チフスのメアリー"は世界初で臨床報告されたチフス菌の健康保菌者メアリーの半生をおった本だそう。それに対する偏見なども描かれているそうで読んでみるべきだと感じた。大矢博子さん紹介真保裕一"栄光なき凱旋"は、太平洋戦争時の日系二世の性格も事情も異なる3人を描いた物語りだそう。日系人から見た対日戦争というのもやはり、現地の偏見なども強かっただろうと考えられる。これも読んでみるべきだと感じた。今回はちょっと真面目なものに注目してみた。